学習前の業務経験は重要か?

ここでは、社労士試験と受験までの業務経験の関連性についてお話します。

独学という観点からは少し外れるかもしれませんが、事前情報という観点から考えてみましょう。

社会保険労務士試験を受験する人の職業は様々ですが、平成24年度試験結果の統計によれば、会社員53.0%、無職19.1%、公務員6.4%、団体職員4.1%と、会社員の割合が半分以上になっています。

しかし、一言で会社員と言っても、営業部の人もいれば、経理部の人もいます。また、公務員や団体職員、自営業の人の中には、総務や人事の業務に携わっている人もいるため、合格者全体に占める総務・人事業務経験者の割合は不明です。

さて、社会保険労務士試験の試験範囲は、いわゆる総務・人事の業務と、大きくリンクしていますが、総務・人事の業務経験は、やはり有利なのでしょうか?

結論から言えば、当然、有利ではあるはずです。なぜなら、「標準報酬」「特別加入」「休業補償」「傷病手当金」といった用語になじみがあるであろうし、労働法や社会保険法の基礎的な知識を既に持っていることが多いからです。更に、就業規則の改定などに実際に携わった人であれば尚のこと、試験の為の学習に先立って、かなりの予備知識を持っていることになります。

一方、業務経験ゼロの人は、「えーと、“概算保険料”って、初めてきく言葉だぞ。一体、何のことだ?」というところから始めなければなりません。

しかし、現実は、こうした全くの初学者が合格し、何年も人事部で働いていた人が不合格になったりしてるという現実があるのです。なぜでしょうか?

学習の度合いもあれば、試験というものへの得手不得手もあるでしょうが、総務・人事経験者で不合格になる人には、「慣れ」という落とし穴もあるような気がしてなりません。

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