独学に向いていないもの

さて、次は独学向きと独学向きでない、学習対象について考えてみましょう。

例えば、英会話。英会話を学習するときは、先生に習う方法と、一人で習得しようとする方法、どちらが向くと思いますか?

まず、確実に成果があがるのは、英会話学校に行く方法です。学校に行っている時間は、少なくとも英語の勉強に集中するため、どんな人でも(モチベーションがそれほど高くない人でも)、ある程度のレベルまで上達するでしょう。

しかし、独学による学習ができないというわけではありません。CDの音声やDVDの映像などを参考にしながら、かなりの量の学習ができるはずです。

CDを繰り返し聴いたり、DVDでネイティブの発音時の口の形を見ることもできます。また、自分の声を録音して、CDの音声と対比しながら聴くという学習方法もとることもできます。

こうして、一定のモチベーションを保った状態で、継続して学習することさえできれば、簡単な日常会話くらいは、十分にできるようになると思われます。

しかし英会話の場合は、最後の最後は、学校などで、先生と直に会話する訓練をした方が、絶対に上達します。自分の発音や話し方の癖などを、自分で自覚し、独力で修正することは難しいからです。外国語会話に代表される”相手がいてこそ”上達する学習において、上級レベルになってくると、何らかの形で“先生に習う”ことが必要になると考えられるのです。

筆記試験でも

では、英会話のような実技を伴わない学習であれば、独学向きであるのかといえば、そんなこともありません。

実技ではなく筆記試験のための学習であっても、学校を使った方がよいこともあります。それは、税理士試験のような、論述試験を伴う場合です。

論述問題は、正答が一つだけしかない択一式問題とは、性質が違います。ある意味、実技的要素があるといっても過言ではないかもしれません。こうした“読ませる相手”がいる試験の場合は、たとえ独学がベースであっても、資格学校の行う模擬試験くらいは、何度か受けた方がよいと思われます。

同様の理由で、口頭試問を伴う試験も、完全な独学は難しく、本試験前に、模試の受験などの対策を取ったほうがよいでしょう。

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